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世界遺産 姫路城は、国宝天守閣や西の丸まで全てが凄かった!あまり知らなくても姫路城を満喫する方法あり! (入城編)

姫路城に行った

お疲れ様です!エンとらです。Twitter (@EnjoyTravelPaPa )はこちらから

今回は平成5年にユネスコの世界文化遺産に登録された姫路城に、2015年リニューアル後、初めて行ってきました。

ところで皆さんは、姫路城の事をどれくらい知っていますか?

歴史に詳しい方や、城マニアの方じゃないと、詳しくなんて知らないですよね(^^;)

姫路城を簡単に説明するとしたら・・・

400年の時を越え、日本の宝から世界の宝へ

国宝姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となりました。

シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。

今、私たちが目にしている姫路城の大天守は、慶長14年(1609年)に建築されたもの。

400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。

姫路城公式サイトより

姫路城をこの令和の時代にもこれだけの状態で見れる事は、実はすごいことなんですよ!

エンとら姫路城には今まで何度か行ったことがあります。

最後に入城したのが世界文化遺産に登録前になりますので、結構前ですね(^^;)

今回、四半世紀ぶりに姫路城に入って感じたことは、時代の進歩の凄さです❕❕

なんと、ガイドさんがいなくても姫路城に関する知識がほとんどなくてもとっても楽しめて勉強になるシステムになっていましたヾ(≧▽≦)ノ

今回は世界文化遺産の姫路城国宝の姫路城天守の最高の楽しみ方を紹介したいと思います✨✨✨

世界遺産 姫路城の凄さ

姫路城へのアクセス

【 車でのアクセス 】

  • 中国自動車道 福崎I.C.~播但連絡自動車道で砥堀ランプより約15分
  • 山陽自動車道 姫路東I.C.~播但連絡自動車道で花田I.C.より約15分
  • 姫路西I.C.より約25分 阪神高速・姫路バイパス中地ランプより約15分

【 鉄道でのアクセス (姫路駅まで) 】

JR

神戸・大阪方面から
山陽新幹線下り、あるいはJR神戸線(新快速)で姫路方面行き(姫路、網干、播州赤穂行きなど)乗車
大阪から在来線(新快速)で約1時間、三宮から約40分 新大阪から新幹線で約30分

広島・岡山方面から
山陽新幹線上り、あるいは山陽本線で姫路方面行き乗車
岡山から新幹線で約20分、在来線で約1時間25分

私鉄

阪神電車、山陽電車で山陽姫路行き乗車
阪神梅田から直通特急で約1時間30分、阪神・阪急神戸三宮から約1時間

【 JR姫路駅・山陽姫路駅からバス 】

姫路駅北口から神姫バス乗車 「大手門前」下車 徒歩5分
JR姫路駅、山陽姫路駅から徒歩20分

【 姫路城の近隣駐車場のリスト 】

大手門駐車場
所在地::姫路市本町68番地
営業時間:終日(自動料金精算システム機械設置)
TEL:079-284-1533
姫山駐車場
所在地:姫路市本町68番地56
営業時間:終日(自動料金精算システム機械設置)
TEL:079-281-8338(駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場)
大手前公園地下駐車場
所在地:姫路市本町68番地
営業時間:7:00~23:00(自動料金精算システム機械設置)
TEL:079-281-8338(駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場)
大手前地下駐車場
所在地:姫路市本町7
営業時間:7:00〜23:00(自動料金精算システム機械設置)
TEL:079-288-6507(指定管理者タイムズ・日本管財)
イーグレ地下駐車場
所在地:姫路市本町68番地290
営業時間:終日(自動料金精算システム機械設置)
TEL:079-281-8338(駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場)
城の北駐車場
所在地:姫路市本町68番地269
営業時間:終日(自動料金精算システム機械設置)
TEL:079-281-8338(駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場)

上記のいづれかに駐車すれば、姫路城までは徒歩圏内です。


現存天守とは

姫路城の潜入レポの前に少し予習したいと思いますが、現存天守って言葉を聞いた事はありますか?

「現存天守」とは、江戸時代までに建てられた天守の中で修復されながら現在まで残っている天守のことです。

日本の城は、全盛期は2万5000城以上ありました。

2019年現在、一般的に見学できるのは200城程にしか残っていません。

更に、 安土城建城以降で江戸時代までに数百基の天守が建てられていますが、 そのうち江戸時代以前からの天守が現存しているのは、わずか12基です。

その中の1基が姫路城の天守なんです❕

じゃあ、なぜ12基しか残っていないんでしょうか?

天守付き城は、豊臣秀吉政権時代に全国に爆発的に普及しました。

その後『大規模な大名の配置換えのあった関ヶ原の戦い』の後は、諸大名が新らしい土地にこぞって城を築きました。関ヶ原の戦いは 歴史の教科書には必ず載っているので一度は聞いた事ありますよね(^-^)

え?初耳??・・・初耳の方は、さらっと読み流して下さい(;^ω^)

全ての城に天守があったわけではありませんが、この時代に天守付きの城がたくさん建城されたと言われています。

しかし江戸時代に入ると、徳川幕府の「一国一城令「武家諸法度」により、『大名の居城となる1城以外の城の破却と城の新築工事の禁止』が定められます。(※ 一部例外あり)

この徳川幕府の号令によって、江戸時代初期に全国に3000程あった城170城までに激減したといわれているんです。


激動時代を乗越えた12天守

運よく明治以降まで残った城にとって、最大の運命の分かれ道となったのが明治6年(1873)の「廃城令」です。

明治維新後廃藩置県を機に、国内の城は全て陸軍省の財産となりました。

ただ国も「全ての城が軍用地として必要という訳ではなかったようですし管理するのも大変な上に、更に莫大な費用がかかったようです。

そこで、要塞として必要な約40城は「存城」150城程度の不要な城は「廃城」が決定通達され、廃城となった城大蔵省の普通財産になりました。

ただし存城の城も存城と決定したとはいえ、必ず文化財として保存されるわけではなかったんです。

存城とされても、軍用地確保のために建物を壊したり、逆に主要な建物は残して石垣や堀を壊したりと、一部の城では今では考えられない扱いでした。


では天守付きの城はどうなったか・・・ 天守は巨大な為に「取り壊し・移築・再利用」のどれを選んでも莫大な費用がかかってしまいます。

その為、無用の長物と判断され、超低価格で払い下げられてしまうんです。

※ちなみに「払い下げ」とは、公的な所有不動産民間に売り渡す事をいいます。

松江城(島根県)天守・・・180円( 現在は国宝

姫路城(兵庫県)天守・・・23円50銭( 現在は国宝・世界文化遺産

当時は米1俵が3円弱姫路城 天守米8俵程度の価値だったんですね。ビックリです(◎_◎;)

しかし、どの時代にも必ず功績者はいるものです。全国の城が一斉に取り壊される中『 日本の城が建築的・美術的に価値ある。城は守るべき』と唱えた人もいました。

当時の陸軍大佐の中村重遠(なかむらしげとお)は、当時の陸軍トップの山県有朋(やまがたありとも)『城の重要さ』を記した建白書を提出

これが認められて永久保存・修理決定されたのが、 姫路城 (兵庫県)名古屋城(愛知県)になります。

ちなみに彦根城(滋賀県)は、大隈重信明治天皇に保存を奏上したことにより、明治天皇勅命で保存が決定しました。

また、松本城(長野県)は、『信飛新聞』発刊者の民権運動家・市川量造(いちかわりょうぞう)が、存城有志から資金を集めて落札主から天守を借り受け天守で博覧会を開催その収益で天守を買い戻し、取り壊しを回避しました。

現存の城の保存理由を簡単に説明しましたが、どの城も保存決定に至るまでに、かなりの労力と時間がかけられています!

史的重要人物の功績により、昭和に入るまでなんとか20基の天守が残ったんですね。

  1. 広島城(広島県)
  2. 福山城(広島県)
  3. 岡山城(岡山県)
  4. 和歌山城(和歌山県)
  5. 松前城(北海道)
  6. 水戸城(茨城県)
  7. 名古屋城(愛知県)
  8. 大垣城(岐阜県)

しかしせっかく残った20基の中で上記8基は、 第二次世界大戦の焼失や倒壊でなくなってしまい、戦争後に残った天守はわずか12基になってしまったんです。

これが現在残る、現存12天守になります。


12天守は国宝なのか?

  1. 犬山城(愛知県犬山市/国宝)
  2. 弘前城(青森県弘前市/重要文化財)
  3. 松本城(長野県松本市/国宝)
  4. 丸岡城(福井県坂井市/重要文化財)
  5. 姫路城(兵庫県姫路市/国宝・世界文化遺産)
  6. 彦根城(滋賀県彦根市/国宝)
  7. 備中松山城(岡山県高梁市/重要文化財)
  8. 松江城(島根県松江市/国宝)
  9. 高知城(高知県高知市/重要文化財)
  10. 伊予松山城(愛媛県松山市/重要文化財)
  11. 宇和島城(愛媛県宇和島市/重要文化財)
  12. 丸亀城(香川県丸亀市)

現存12天守のうち5基の現存天守国宝に指定されています。

ちなみに国宝とは、国の重要文化財のうち特に優れたものになります。

では現存12天守のうち「国宝」「重要文化財」の違いは何か・・・なんと意外にも実は明確な基準はないようなんです。

ただ ざっくりとした基準としては「国宝」指定される基準は、古さ・美しさ・歴史的価値が特に優れていると証明できるものだと言われています。

これが実は意外とハードルが高いんです!!

松江城
松江城

例えば2015年に「国宝」に指定された松江城国宝に指定されるまでに60年かかっています。

松江城天守は、「面積でいえば現存天守中2位」「高さは3位」を誇る日本を代表する歴史的建造物ですが、築造時期などを特定できる史料が乏しく歴史的事実が判然としなかった為に戦後の時点では「国宝」に指定されませんでした 。

実は天守の完成が慶長16年だと裏付ける2枚の祈祷札は、 戦前の調査時にはちゃんと存在したんです。

それが歴史の流れの中でいつしか行方不明になっていました。

松江市はこの2枚の祈祷札を見つける為に、なんと祈祷札に懸賞金をかけたんです!

すると松江城の近くの神社でこの2枚の祈祷札が発見され、天守の柱に当てはめてみると、釘穴や白い札の跡などが完全に一致する2本が特定されました。

これで築城年が確定し、更にその後の調査で城の構造や部材の特徴から、建城時期を特定する城の特徴が立証されました。

国宝指定書

これでついに歴史的価値を証明できた為に、晴れて「国宝」指定に至ったんです。ここまでに実に60年かかったんですね。

国宝」に指定される為には、これだけの歴史的価値を証明する必要があり、この違いが国宝と重要文化財の違いになっているんですね(#^.^#)

姫路城入城

城周りから正門

姫路城は周りを水堀で囲まれています。

石垣とセットになった近世城郭の「水堀」は、敵の攻撃からの防御に最適な造りになっています。

正門をくぐると目の前に姫路城が❗️

とらママ、とらクン、エンスケの3人で記念写真✨

エンとらが行ったのが11月後半。紅葉も綺麗な時期ですね🎵


入城口まで歩く

姫路城への入り口は、真ん中の公園を時計回りに歩いていった突き当たりになります。

平日ですが、たくさんの人がいますね(^^)

とらクンも頑張って歩いて行きます❗️

いよいよ入り口が近づいてきました❗️

そのすぐ手前にお土産売り場がありますね〜🎵


入城時間と入城料

ついに入り口に到着。とらクンもダッシュ💨

https://enjoylife-happylife.com/wp-content/uploads/2019/11/CCAB9B8C-F192-4EEA-967E-3D59CE5579EE.jpeg
とらクン

とうちゃく!あーつかれた〜。

https://enjoylife-happylife.com/wp-content/uploads/2019/11/25A31EB9-4E10-4E92-817F-1C40354E08FF.png
エンとら

今から入るからね・・・

入城時間は9時から16時までです。

5月〜8月だけ、1時間長くなり9時〜17時までになります🎵

入城料は大人が1,000円小中高生は小人となり300円になります。

チケットを購入できる窓口は2カ所ですね。

窓口以外にも、自動券売機も3機あります。

チケットを大人2人分購入(o^^o)


ついに入城!

チケットを購入したら、いよいよ入城です(๑>◡<๑)

一般入り口でチケットを提示します。

すぐに「各国の言語で書かれたパンフレット」が並んでますね。

入城してすぐ左に、敷地内のマップがあります。

まずは当然のように、『国宝』の天守閣に向かいます✨

ここから一気にテンションUP‼️

気になる城内の様子は・・・つづく。


今回は少し長くなりましたが、姫路城や、その他の重要文化財のお城、国宝天守の予習と、姫路城への入城までの様子をお伝えしました。

次回は、入城後の様子をお伝えしてきます。

興味のある方は、次回も是非ご覧になって下さい。

ではでは★

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